ゲームを振り返る
ゲームシステムについて
「ニトロカート3D」の続編として引き続きポラービットが手がけた今作は、システムやグラフィックなど様々な面で進化を遂げ、まさにスマホ版クラッシュの決定版と言える内容となっている。基本の操作は前作と共通でカートは自動で走り、リンゴを10個を集めるとアイテムが強化される。攻撃をされたり、壁に衝突するとリンゴを落としてしまう。
今作には前作以上の遊び方が収録されている。ゲームモード「カップ」は3つのコースを連続で走ってその合計スコアを競うというモード。「ミッション」は各コースを順番に走り、それぞれ与えられた課題をクリアし、さらに上位3位以内でクリアすると次のコースに挑戦できる、とやや手ごわいモード。「エリミネーター」はいわゆる勝ち残り戦で、周回ごとに最下位のレーサーが脱落していく。「タイムアタック」はシリーズおなじみの最速タイムを競うモード。「コレクタ」は、各コースに配置されたパワーストーンを集めて時間内にゴールし、その合計の数を競うモード。ライバルを攻撃することでパワーストーンを奪うこともできる。「アーケード」は制限時間に注意しながら各コースを次々にプレイするモード。「スキル」ではジャンプの滞空時間、ドリフトの継続時間、カートのスピードなどでポイントを集めて記録更新を狙うモード。このように今作には何度もゲームを遊びたくなるようなモードが多数収録されている。なお、ストーリーやおはなしモードは存在しない。
キャラクターデザイン
前作「ニトロカート3D」では「Crash Of The Titans」や「Crash Bandicoot Mind over Mutant」の見た目のキャラクターがいたり、全く新しい見た目のキャラクターがいたりと、キャラクターデザインは統一されていなかったが、今作ではいずれのキャラクターも初登場時に近い見た目となっていて、どれも日本でも馴染み深いデザインが採用されている。なお、リパー・ルーはこれまでのレーシング作品とは異なり、シルクハットをかぶって髭を生やした「クラッシュ2」の紳士風の見た目になっている。
オンラインモード
今作はシリーズではじめて本格的なオンラインモードが導入されている。タイトルメニューから「マルチプレイヤー」を選ぶことでプレイでき、「コレクター」「エリミネーター」「レース」のいずれかのモードで一緒に遊ぶことができる。ゲームホストが部屋を作り、コースやルールを決定する。プレイヤーはホストになるか、すでに作られた部屋に参加するかのいずれかを選択できる。カートやキャラクターはすべての参加者が自分で選択できる。今作のオンラインモードは通常プレイする分にはラグを感じることはほとんどなく、快適に遊ぶことができた。今作をきっかけに、クラッシュシリーズとしては、後に「レーシング ブッとびニトロ!」などでもオンラインモードが導入されていく。
収録コース
今作に収録されているコースはいずれも完全新規。なお、今作のカートについては「がっちゃんこワールド」で登場したものをアレンジしたものとなっている。
カップ1
Bandicoot Beach
クラッシュのホームコース。クラッシュたちの暮らす南の島で見晴らしの良いビーチから洞窟の中を走るコース。でも、のんびりドライブを楽しんでいる場合じゃないかも。海賊船がレーサーたちに向けて大砲を撃ってきているぞ!
Haunted Hovel
薄暗い森の中に佇む幽霊屋敷。オバケのいる庭を抜けたら、真っ赤なカーペットが印象的な屋敷の中へ。屋敷の中には勝手に動く宝箱やシャンデリア、そして飛び出す絵画も!こんな場所からは早く離れたいけど、お化け屋敷といえば たくさんのお宝があるのが定番だよね?
Mayan Mayhem
こだいのいせきを舞台にしたコース。ジャングルの中にある神殿には、岩や木で作られた歴史的な像がたくさん!コース後半は道が3つに分岐しているので、自分の腕前と相談して進む道を決めよう。そういえば大量発生した ひとくいばな には気を付けて!
カップ2
Wacky Volcano
灼熱の火山地帯に作られたコース。まわりは溶岩に囲まれた狭くて危険な場所!しかもでもコースの一部は固まった溶岩だったりしてキケンな香りがプンプン!コースから落ちてやけどしないようにね。ちなみに場所によっては恐竜の骨の中を走るなんてこともあるかも!?
Anarchy in Antarctica
雪山にある小さな集落からレースをスタートしたら、大きなマンモスの骨を眺めながら雪原や洞窟を走ろう。洞窟の中は暗くならないように松明で照らされているよ。そうそう、凍った湖はツルツルすべるのでスリップに注意!滑って水の中に落ちたら大変なことになっちゃうかも…。
Bayou Blowout
暗いジャングルにある大きな湖のほとりに作られた集落がコースの舞台。コースの左右にはツリーハウスが建っていて、村人たちはここで漁をしながら生活しているみたいだよ。吊り橋や桟橋などがコースになっているけど、一部のしっかりした樹木は、ショートカットに使うこともできるらしいぞ。
カップ3
Hellenic Hijinx
緑にあふれるギリシャの遺跡をテーマにしたコース。遺跡の中や草原がコースになっているよ。石畳はカートを走らせやすいかもしれないけど、石の階段はちょっとお尻が痛いかも…。こんな場所でもレースをしないといけないなんてクラッシュくんたちは大変そう…。
Lunatic Laboratory
どこか懐かしい雰囲気もただよう古城が舞台になったコース。石の廊下や中庭のほかに、お城の地下にある科学研究所もコースになっているぞ。研究所では緑の手をもつモンスターの姿も。たくさんの動物たちも捕まっているみたいだけど、なんだか新しい野望の予感かも…?
Cactus Capers
西部劇がテーマのコース。砂漠地帯の集落からレースが始まったら、コースを進むと狭い渓谷やトロッコのレールも敷かれている坑道へと入っていくよ!西部劇の街並みは二階に登ることもできるので、レースの状況で判断しよう。ステージもあるお店はお昼なので営業していないみたい。じゃあカートで走ってもいいよね?
カップ4
Goofy Galaxy
コースの舞台は宇宙!宇宙ステーションだけがコースかと思いきや、後半からは宇宙ステーションの外へ!未知の技術でカートは大きな崖を超えることもできるのだ!でも、宇宙船から出たら要注意。未確認飛行物体や監視装置がたくさん!キケンなエイリアンたちには見つからないようにね…。
Crazy in Kart-Mandu
切り立った崖の上にある山々に囲まれたコース。とても高い位置にあるので、崖下の地面は遠くて見えないかも。ほかにも石を積み重ねて作られた建物や大きな旗が特徴の村もコースの一部になっているよ。シリーズ定番のおおいわは今回はこのコースで登場。崖の上から転がってくるので要注意!
Stinky Sewers
緑色のあやしい液体であふれる下水道のコース。ネズミも生息しているみたいなので綺麗な場所でないことはたしか。天井や壁は鉄のパイプが張り巡らされているけど、何の実験をしているのかは聞かないほうがいいかも。緑の液体が溜まったプールには柵がないので、落ちないように気を付けて運転しよう。
基本情報
iOS版(ダウンロード)/ 2010年5月23日配信、360円(価格は2016年3月時点、現在は販売終了)
発売元:アクティビジョン(Activision Publishing, Inc.)
開発元:ポラービット (Polarbit)
北米版、欧州版タイトル "Crash Bandicoot Nitro Kart 2"
ジャンル:レースゲーム プレイ人数:1人〜4人
国内販売実績:国内App Storeデイリーランキング1位
※今作は日本でも「Crash Bandicoot Nitro Kart 2」を正式なタイトルとして配信されました。
登場キャラクター











