エヌ・オキサイド
/Nitros Oxide(エイリアン)
エヌ・オキサイドは、毒気たっぷりのディストピア、惑星ガスモキシア出身のエイリアン。「宇宙最速」の称号を持つ凄腕のレーサーだが、宇宙中の様々な星々を巡っては、その星の最速レーサーに勝負を挑み、勝利した暁にはその星の文明を滅ぼすという非道な行為を繰り返してきたのだ。
そんなエヌ・オキサイドが目をつけたのが地球だった。地球を真っ平らにして駐車場にするために、カート大会を開催し、地球代表レーサーたちに挑戦状を叩きつけたのだ。しかし、地球代表レーサーたちの力によってエヌ・オキサイドの野望は打ち砕かれることに。レースで敗北したエヌ・オキサイドは、敗北の誓いとして二度と地球には来ないと宣言することとなったのだ。
しかし、そんな敗北を経験しても執念深く未だに地球やクラッシュたちをターゲットに様々な悪だくみを企て続けているらしい。負けず嫌いなエヌ・オキサイドが、クラッシュたちへのリベンジを諦めることはどうやらなさそうだぞ。

〇太枠の作品はプレイアブルで登場
>>>カメオ/そのほか
クラッシュ4
起動直後の会社名表示中に地球から逃げていくエヌ・オキサイドが確認できる。
アートワーク

セリフ
>>>レーシング(声:滝口 順平)
「ったくっ!下等動物の分際で!」「残念でした!おそいわ!」「ジャマなのだよ!」「いたいなもぉ…あぁオレさまのマシーンにキズがぁ…」「待ちに待った対決の時だ!ブゥ〜ン!もしオマエが勝てば、約束通りこの星のことは放っておいてやる。おとなしく立ち去るよ。しかし!ブゥ〜ン!もしオレさまが勝ったなら、そのカップは全部いただくからな!あ、そうそう。この星もだ!地面をまっ平らに舗装して、車磨き奴隷付きのオレさまの げっきょく!…あぁ違った。つきぎめ駐車場にしてやるのだ!ブゥ〜ン!さぁ準備はいいかぁ?」
>>>爆走!ニトロカート(声:茶風林)
「すごーい!」「すばらしい!」「おどろきだ!」「信じられん!」「見事だ!ばぁ〜っはっはっは!」「ニトロの匂いが好きだ!勝利の匂いだ!」「下等動物の技術にしちゃ 上出来だ!」「ブゥ〜ン!ブゥ〜ン!」「不愉快だ ブゥ〜ン!」「攻撃するぞ!ブゥ〜ン!」「オレさまチャンの友だちに挨拶しなぁ!」「このままでは終わらんぞ!」「ただいまハニィ!」「どけ!ブゥ〜ン!ブゥ〜ン!」
>>>レーシング ブッとびニトロ!(声:未発表)
「下等動物が!」「大空だぁ〜!」「早いもの勝ちじゃ!ブゥ〜ン!」「ちょっとしたサプライズだ!」「楽しむんだな!地球のクズめ!」「駐車場はオレさまチャンのものだ!」「一輪車なんて最悪だ!」「アーッ!ちっぽけな害虫め!」「じゃあな!オレさまチャンの圧勝!」「優勝カップはガスモキシアのものだ!」「もっかいかかってこい!」「無駄だ!無駄だ!」「地球人に負けるわけがない!」
>>>4とんでもマルチバース(声:茶風林 ※PSブログで発表)
「打ち上げまで 10…9…あぁ3から数えればよかった… 発進!」「密航だぞ!おい!オレさまチャンのカートはどこだぁ!?」「今年に入って6台目だよ…。はぁ、母ちゃんに殺される…」「船を捨てるぞ!」
>>>ブッとび!マルチワールド(声:コーリー・バートン)
以下のセリフはいずれもボイスなし。「下等動物たちよ!エヌ・オキサイドのご登場だ!この惑星の運命はお前たちにかかっている」「この材料を誰が一番早く集められるか競争するぞ!俺さまが勝つに決まってるがな!」「いまいましいバンディクーどもめ!次は手加減しないからな!」「ハッハッハッ!俺さまの宇宙船を直すためのパーツと エンジンを作動させるための材料 それにこのみじめな惑星を出発するときに食べるリンゴが必要だったのさ!また俺さまの勝ちだ!」
>>>クラッシュ・チーム・ランブル(声:コーリー・バートン)
トリビア
>>>キャラクター設定
●本名はニトラス・オキサイドである。これは亜酸化窒素を意味する nitrous oxide が由来である。
●「レーシング」のおはなしモードのまえの出来事を描いたBeenox公式WEBコミック(日本語なし)が「ブッとびニトロ!」のプロモーションとして公開されている。エヌ・オキサイドが地球に来ることになった経緯や、ゼムとザムとの関係も描かれている。
●火星に生き物がいないのは、かつてエヌ・オキサイドが文明を滅ぼしたため。「レーシング」の開発資料にあった設定だが、「ブッとびニトロ!」Beenox公式WEBコミックで言及されている。
●エヌ・オキサイドの宇宙船は頻繁に墜落している。「爆走!ニトロカート」ではコース「タイニーのおてら」に、「ブッとびニトロ!」ではコース「あつあつ インフェルノしま」で墜落した宇宙船を確認できる。「4 とんでもマルチバース」では「バミューギュラの軌道」で宇宙船が不時着する描写がある。
●エヌ・オキサイドの故郷であるガスモキシアは「カーニバル」のエヌ・オキサイド戦で舞台になっている。また、「ブッとびニトロ!」ではコース「ハラハラドライブスルー」として登場している。
●ガスモキシアの住民は「4 とんでもマルチバース」「クラッシュ・チーム・ランブル」に登場している。
●エヌ・オキサイドは、よくカートを失くして母親に怒られているということが「4 とんでもマルチバース」内のセリフで判明した。
●タップダンスが得意。レースで勝利すると表彰台で踊ることがある。
●「レーシング」の後日談として、エヌ・オキサイドはガスモキシアに帰ってしばらく落ち込んでいたが、その後「エヌ・オキサイド スペースパトロール」を設立し、スピード違反をしている宇宙船を捕まえる仕事をはじめた。
●「ブッとびニトロ!」の後日談として、エヌ・オキサイドはガスモキシアに帰ってしばらく落ち込んでいたが、何年ものセラピーを受けてレースを再開した。しかし一輪車を選んだことで大事故を起こし、野望が果たされることはなかった。
●「クラッシュ4」ではゲームのオープニングよりも前の、開発メーカーのロゴが表示される起動直後の場面に登場し、画面を横切っている。
>>>開発エピソード
●「レーシング」では、日本語の音声にあわせてゲーム内のキャラクターの口が動く仕組みを導入したが、エヌ・オキサイドのセリフだけは すべてノーティドッグのスタッフが手付けで作成していた。
●「レーシング」で、エヌ・オキサイドを演じたのは滝口 順平さん。プロデューサーは「『この人の声はこういうキャラ』というのが決まっているような声優さん。そうした人の起用はとてもチャレンジングだが、そうしたきわきわを狙ったからこそ スゴいものになる可能性がある。オキサイドは上手くハマり、この人しかいないという配役になった」と振り返っている。
●エヌ・オキサイドは、開発当初はエイリアンではなく、地球で暮らす人間でマッドサイエンティストとして計画されていた。実際に、「レーシング」発表時の海外メディアへの説明ではこの設定のまま説明が行われていた。
●「レーシング」ではエヌ・オキサイドを操作できないが、これは他のレーサーよりも動かした際の負荷が高いことから、「むじゅうりょくステーション」以外のいくつかのコースで表示することが難しかったこと。そして、日本のユーザーに人気があるポーラなど可愛い印象のキャラクターを優先したいという考えから、エヌ・オキサイドは操作キャラクターにはならなかった。
そのほか
(とくになし)